※本記事は、ポケモン剣盾の草むらなどに無限湧きするシンボル、ランダムエンカウントする野生ポケモンついて、色違いが出現するまでの周回を自動化するプログラムについて解説した記事です。ポケモン剣盾の操作をArduino Leonardoで自動化しております。「Arduinoって何?」って方は00回目の記事を、Arduinoの環境構築(ライブラリ含む)は01回目の記事をご覧ください。
本記事では、 画像認識等は行わず、マイコン単体(Leonardo)での自動化となります。厳選するポケモン、場所に合わせて微調整する必要があり、また画像認識よりも効率は落ちるのでご了承ください。
今回は、設定例として一礼野原の草むら、特に「クレッフィ」の厳選を行いました。
2021/10/06追記:色証厳選プログラムとして他に、「固定シンボル」の厳選プログラムも公開しております。欲しいポケモン(+その進化前)の出現場所を確認し、「固定シンボル」と「草むらシンボル」のうち厳選しやすい方法を選んでください。
本記事では、このプログラム(スケッチ)でできることや原理を解説したうえで、スケッチを配布しています。とにかくスケッチが欲しいという方は下へと読み飛ばしてください。
きっかけ、動機
第9回の自動化にて、固定シンボルの色違い厳選を行いました。空を飛ぶで行くことのできる場所から近い位置に出現する固定シンボルについて、メタグロスなどの色違い厳選が可能となりました。やる気さえあれば、様々なポケモンの厳選が可能です。
一方で、すべてのポケモンを厳選できるわけではなく、ポケモンの移動速度や出現箇所による効率の低下や、そもそも固定シンボルとして出現しないなどの制約も多くなります。
今回はクレッフィの厳選をすることにしました。出現箇所を調べてみると固定シンボルとして出現しないポケモンであり、固定シンボル厳選自動化を流用することができませんでした(一礼野原にて草むらシンボル5%)。そこで、草むらでの色違い厳選の自動化を新たに作成することとしました。
これで何ができるの?
草むらや洞窟、水上などにシンボル、ランダムエンカウントするポケモンに対して、
フィールドで約1秒移動を行う
→色違い意外と戦闘に入ったら逃げる
/エンカウントしなかったらメニューを開いて戦闘に入らないようにする
→1秒移動→・・・
を繰り返します。そして戦闘時は、色違いの光るエフェクトが発生した場合のラグ(約2秒)を利用して動作を分岐させ、自爆技等で瀕死になることで次のポケモンの選択画面に移動し、ループが途切れるようにしています(第04回の記事のレジ系などと同様)。
一礼野原の場合、1周40秒程度でエンカウントします(うち目的のクレッフィは半数程度)。画像認識等を使っていないため効率は劣りますが、マイコン単体で自動化するため、自動化中のPCの起動などが必要ありません。