※本記事は、ポケモンSVにて不思議な贈り物の受け取りを自動化するプログラムについて解説した記事です。ポケモンSVの操作をArduino Leonardoで自動化しております。「Arduinoって何?」って方は剣盾の00回目の記事を、Arduinoの環境構築(ライブラリ含む)は01回目の記事をご覧ください。
2024/04/06:void setup内のプログラム(コメントアウト)に誤植があったため、こっそり修正。
2023/08/15:Ver1.1を公開しました。 これまで用いていた関数を3段階(start~, input~, finish~)に分割し、メニューを開く、あいことばを入力する、メニューを閉じる動作を個別に命令できるようにしました。inputのみを複数使用することで、1回のインターネット接続で複数の贈り物を受け取れるようになります。
2023/03/19:Ver1.02を公開しました。DLC販売に伴うメニュー画面の「追加コンテンツ」表示に対応するための設定項目を追加しました。スケッチ内「dlc_icon_command」をご確認ください。
本記事では、このプログラム(スケッチ)でできることや原理を解説したうえで、スケッチを配布しています。とにかくスケッチが欲しいという方は下へと読み飛ばしてください。
きっかけ、動機
ポケモンSVにて、ラブラブボール2個およびキョジオーンの配布が始まりました。前回公開した最序盤ストーリー自動化と組み合わせることで、1データ1回のみ受け取ることのできる不思議な贈り物を90分ごとに回収できるようになりました。不思議な贈り物受け取りにあいことばを毎回入力するのが意外と手間なので、剣盾の頃に作った不思議な贈り物シリアルコード入力自動化を流用し、同時に自動化できるようにしました。
これで何ができるの?
ポケモンSVにて非戦闘時にメニューを開き、インターネットにつないでスケッチ上にあらかじめ入力したあいことば、シリアルコードを自動で入力することで不思議な贈り物を受け取ります。プログラムを改変することで複数のシリアルコードを順に入力したり、シリアルコード不要の贈り物を受け取ったりできます。また、Switch上の複数ユーザーを順に開いて同じ贈り物を受け取ることも可能です。
なお、前回の最序盤ストーリー自動化と組み合わせて使うことが想定されるため、最序盤ストーリー自動化で公開しているスケッチにも不思議な贈り物受け取り関数を搭載しておきます。