※本記事は、ポケモン剣盾のワイルドエリア等に出現するに固定シンボル(1日1回、決まった場所に固定でシンボルエンカウントするポケモン)ついて、色違いが出現するまでの周回を自動化するプログラムについて解説した記事です。ポケモン剣盾の操作をArduino Leonardoで自動化しております。「Arduinoって何?」って方は00回目の記事を、Arduinoの環境構築(ライブラリ含む)は01回目の記事をご覧ください。
本記事では、 画像認識等は行わず、マイコン単体(Leonardo)での自動化となります。厳選する固定シンボルごとに個別に設定が必要であり、また画像認識よりも効率は落ちるのでご了承ください。
今回は、設定例として「メタグロス」の厳選を作成しました。
2021/09/16追記:「準備、必要なもの」の項目にて、先頭のポケモンのなつき度に関する記述を修正しました。先頭のポケモンのなつき度を下げ、連れ歩きをOFFにすることを推奨します。
2021/10/06追記:色証厳選プログラムとして他に、「草むらシンボル」の厳選プログラムも公開しております。欲しいポケモン(+その進化前)の出現場所を確認し、「固定シンボル」と「草むらシンボル」のうち厳選しやすい方法を選んでください。
本記事では、このプログラム(スケッチ)でできることや原理を解説したうえで、スケッチを配布しています。とにかくスケッチが欲しいという方は下へと読み飛ばしてください。
2021/09/17追記:メタグロス以外にも、各種ポケモン用に作成したプログラムを公開します。以下プログラム置き場↓
きっかけ、動機
おそらく剣盾で最も難易度、レア度の高いポケモンの1つとして、色証のポケモンが挙げられます。通常の色違いの厳選であれば、大半のポケモンはタマゴ孵化(国際孵化)が最も効率的となります(前回の記事)。しかし剣盾の新規要素である「あかし」は、ポケモン剣盾の野生で出てくるポケモン(あるいはキャンプのカレー作り)にのみ低確率でしか付かないため、色違いかつ証をもつポケモンは低確率×低確率=超低確率となります。
(ざっと3/4096×20%=0.0146%くらい?)
コレクション要素として以前から欲しいとは思っておりました。戦闘民族方面の熱が冷めてきたこと(次のシーズンに不満しかない)、またリクエストもあったことから、今回試してみることにしました。
画像認識を用いた色違い厳選の方が効率的なのでしょうが、我が家のPC、キャプボでは何百時間もの酷使には耐えられなさそうなので、今回は画像認識を使用せず、決まったパターンの動作のみで完結させます。
シンボルとの接触難易度(空を飛ぶの位置からの距離、シンボルの移動パターン)が低いことから、今回はメタグロスを例に実行してみました。
これで何ができるの?
特定の位置に1日1回確定で出現する固定シンボルのポケモン(今回はメタグロス)に対して、
初期位置として空を飛ぶ→シンボルまで自転車等で移動、接触
→戦闘、逃げる→日付変更バグ(ランクマ)で日付を進めて戻す
→空を飛ぶ(シンボル復活)→・・・
を繰り返します。そして戦闘時は、色違いの光るエフェクトが発生した場合のラグ(約2秒)を利用して動作を分岐させ、自爆技等(癒しの願い)で瀕死になることで次のポケモンの選択画面に移動し、ループが途切れるようにしています(第04回の記事のレジ系などと同様)。
メタグロスの場合、1周1分程度で周回します。画像認識等を使っていないため効率は劣りますが、マイコン単体で自動化するため、自動化中のPCの起動などが必要ありません。