※本記事は、ポケモンSVにて不思議な贈り物の受け取りを自動化するプログラムについて解説した記事です。ポケモンSVの操作をArduino Leonardoで自動化しております。「Arduinoって何?」って方は剣盾の00回目の記事を、Arduinoの環境構築(ライブラリ含む)は01回目の記事をご覧ください。
2025/08/09:Ver3.12を公開しました。不思議な贈り物の「インターネットで受け取る」(あいことば無し)の動作について、初回ネット接続時の挙動に対応するように微修正しました。
2025/08/08 -2:Ver3.11を公開しました。不思議な贈り物の「インターネットで受け取る」(あいことば無し)の贈り物が複数ある場合の挙動が予想と違ったため、微修正しました。
2025/08/08:Ver3.1を公開しました。不思議な贈り物の「インターネットで受け取る」(あいことば無し)の贈り物が複数ある場合、上から2番目以降も選択できるように機能追加しました。本日より配布開始の色違いチオンジェン、ほか四災の配布を受け取るための対応です。
2024/06/06:Ver3.0を公開しました。不思議な贈り物を受け取った後に手持ち2匹目以降をボックスに預ける動作の追加、スケッチ記述の整理をしました。
なお、ストーリー自動化に合わせてVer3.0としているため、Ver2.xは存在しません。
本記事では、このプログラム(スケッチ)でできることや原理を解説したうえで、スケッチを配布しています。とにかくスケッチが欲しいという方は下へと読み飛ばしてください。
きっかけ、動機
ポケモンSVにて、ラブラブボール2個およびキョジオーンの配布が始まりました。前回公開した最序盤ストーリー自動化と組み合わせることで、1データ1回のみ受け取ることのできる不思議な贈り物を90分ごとに回収できるようになりました。不思議な贈り物受け取りにあいことばを毎回入力するのが意外と手間なので、剣盾の頃に作った不思議な贈り物シリアルコード入力自動化を流用し、同時に自動化できるようにしました。
これで何ができるの?
ポケモンSVにて非戦闘時にメニューを開き、インターネットにつないでスケッチ上にあらかじめ入力したあいことば、シリアルコードを自動で入力することで不思議な贈り物を受け取ります。プログラムを改変することで複数のシリアルコードを順に入力したり、シリアルコード不要の贈り物を受け取ったりできます。また、Switch上の複数ユーザーを順に開いて同じ贈り物を受け取ることも可能です。
なお、前回の最序盤ストーリー自動化と組み合わせて使うことが想定されるため、最序盤ストーリー自動化で公開しているスケッチにも不思議な贈り物受け取り関数を搭載しておきます。
原理、おおまかな流れ
概要
本プログラムでは、非戦闘時(メニューを開くことのできる状態)からマイコンを挿すことで、ポケポータルの不思議な贈り物を開き、あらかじめ設定したシリアルコードを入力して贈り物を受け取ります。
プログラムを編集することで、複数の贈り物を受け取ったり、複数データで受け取ったりすることも可能です。
画面上のキーボード操作については、剣盾の不思議な贈り物受け取りのプログラムを流用しています。
使用方法
スケッチ上段の設定項目
giftcode1[] = "ここにコードを入力";
にてシリアルコード・あいことばを設定し、
スケッチ下段のvoid setup()の{}内に
mysteryGiftSV(giftcode1);
を記述して実行することで、不思議な贈り物を開いて指定したコードを入力します。また、実行後はメニューを閉じて元のフィールド画面に戻るため、続けて別のコードを記述することで複数の贈り物を受け取りできます。
また、
mysteryGiftSV();
のように、括弧内に何も指定しない場合は、シリアルコードが不要な「インターネットで受け取る」にて1番上の贈り物を受け取ります(2025現在はまぼろしモモン2月末まで空を飛ぶピカチュウ)。
また、
mysteryGiftSV("2");
のように、括弧内に数字一桁(ダブルクォーテーションを忘れずに)を入力した場合は、シリアルコードが不要な「インターネットで受け取る」にて上から「指定した数字」番目の贈り物を受け取ります(2025.08.08より四災配布開始)。
その他、
giveBallToFirstPokemon()...バッグの中のボール1番下(受け取ったラブラブボール)を手持ち1番上に持たせる
changeUsers()...開いているデータにてレポートを書き、その後にHOME画面に移動、開いていたデータを閉じて1つ右隣のユーザーのデータを開き、ゲームを開始する
といった関数も用意していますので、プログラムを書き換えることで道具輸送の際の持たせる手間を減らしたり、複数データを受け取らせたりできます。
準備、必要なもの
本スケッチでは、マイコンを挿す前に以下の準備が必要となります。
0. あらかじめニンテンドーアカウントを登録しておき、ネット接続して不思議な贈り物を受け取れる状態にする2023/03/19追記:DLC販売によるメニュー画面右下の「追加コンテンツ」表示による十字キー入力回数の変化に対応するため、dlc_icon_commandという設定項目を追加しました。設定項目中の
const int dlc_icon_command=1;の値を、「追加コンテンツ」表示がなければ0を、表示されていれば1に設定してください。
作成したスケッチ
作成した不思議な贈り物受け取り自動化のスケッチ2025.08.09_Ver3.12はこちら。
旧スケッチ2024.06.06_Ver3.0はこちら。2024.04.06_Ver1.101はこちら。2023.03.19_Ver1.02はこちら。2023.02.18_Ver1.01はこちら。
2025/08/09:Ver3.12を公開しました。不思議な贈り物の「インターネットで受け取る」(あいことば無し)の動作について、初回ネット接続時の挙動に対応するように微修正しました。
2025/08/08 -2:Ver3.11を公開しました。不思議な贈り物の「インターネットで受け取る」(あいことば無し)の贈り物が複数ある場合の挙動が予想と違ったため、微修正しました。
2025/08/08:Ver3.1を公開しました。不思議な贈り物の「インターネットで受け取る」(あいことば無し)の贈り物が複数ある場合、上から2番目以降も選択できるように機能追加しました。本日より配布開始の色違いチオンジェン、ほか四災の配布を受け取るための対応です。
2024/06/06:Ver3.0を公開しました。不思議な贈り物を受け取った後に手持ち2匹目以降をボックスに預ける動作の追加、スケッチ記述の整理をしました。
なお、ストーリー自動化に合わせてVer3.0としているため、Ver2.xは存在しません。
最序盤ストーリー自動化Ver2.0以降のスケッチにも一部の関数を搭載しています。ストーリーを自動化し、そのまま贈り物を受け取りたい場合はmysteryGiftSV(giftcode1)を実行するように編集してください。
本スケッチを実際に使用した動画はこちら(Ver1.0)
最序盤ストーリー自動化Ver2.1解説動画の最後に、受け取り自動化Ver1.1の追加要素の解説(start~,input~,finish~)もしています。動画の20:15以降から不思議な贈り物の解説です。
スケッチ(Ver1.0)
最後に
本スケッチを使用することで、ポケモンSVの不思議な贈り物を自動で受け取ることができます。1データで受け取るだけであれば人力で済ませた方が楽なのですが、いくつも受け取ろうとするとキーボード入力などが意外と手間になります。
前回の最序盤ストーリー自動化と組み合わせて使ったり、Switch内の8ユーザーで順番に受け取ったりする場合にご利用ください。
プログラムの不備、改善点などありましたらコメントやお問い合わせからお願いいたします。
| Arduino Arduino Leonardo (ピンソケット・ピンヘッダ実装済) 【A000057】 | ||||
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