今回は、返礼品ではなく、オンライン新潟SAKE祭りで開け、ちびちび飲んでいた4合瓶。
天領盃 辛口原酒 本醸造
製造者 天領盃酒造株式会社
アルコール分 18度
精米歩合 60%
今回は新潟県佐渡市の日本酒、天領盃です。SAKE祭りで天領盃酒造のライブ配信を見ましたが、初っ端の感想は「代表若っ!?」。年下の自分が言うのもなんですが、よく言えば伝統文化的、悪く言えば古臭いイメージの日本酒、それを作る蔵のトップがイケてる感じのお兄さん。それもそのはず、M&Aにより2018年、24歳で全国最年少の蔵元社長となったそうです。蔵人も平均年齢20代、中には県外から、未経験から、Twitter経由からといった人もいるとか。そんな蔵元、天領盃酒造では従来のラインナップの他、雅楽代(うたしろ)などの新しい銘柄も出しているようです。
今回飲んだのは天領盃 辛口原酒 本醸造です。現地佐渡島へ出向くか、新潟市の道の駅(新潟ふるさと村)でしか買えない、限定品です。手作業感が感じられる新聞紙(新潟日報)。おそらく光による劣化を抑えるためでしょう。
今回は何度かに分けて、だいたい常温か冷やして(冷蔵庫以上常温以下の温度、15度くらい?)飲みました。本醸造酒ではあるのですが、フルーティーな感じの吟醸香が感じられます。飲んでみると、口に含んだ瞬間は良い香りと共に、米の旨味や甘味、柔らかみを感じられ、喉の奥へと行くほどアルコール感、辛さを感じられます。喉を抜ける直前にはアルコール度数18度の辛口原酒というだけあって、アルコール感をガツンと感じられます。この一連の味の変化がはっきりと表れ、飲み始めと飲み終わりで違う日本酒を飲んでいるかのように感じられます。始めに濃厚な旨味、終わりにガツンと辛口。新潟の日本酒に多い淡麗辛口とは違うかと思います。
後から調べて知ったのですが、このお酒は大吟醸酒と本醸造酒を併せて造られているそうです。感じられた吟醸香や濃厚な米の旨味は大吟醸としての個性、飲み終わりにガツンと来る感覚は本醸造としての個性なのかもしれません。
おつまみ、料理としては、もちろん薄味の料理も良いのですが、どちらかというと濃いめの料理が欲しくなります。焼き鳥なら塩よりもタレ、薄味の煮物よりも濃い味の豚の角煮といった感じのものが合いそうです。米の旨味に負けないもの、ご飯をかき込みたくなるような濃い味のものを。実際に飲んだ時に私が作ったのは、レバー炒めやコーンバター醤油など。薄味寄りの煮物と飲んだ日もあり、十分おいしいのですが、やはり濃い味が欲しくなりがちでした。
香りや旨味の繊細さ、アルコール18度の荒々しさを同時に味わえる、美味しいお酒でした。リピート決定ですが、入手難度だけが難点。
一応、道の駅(新潟ふるさと村)のオンラインショップでなら通販で買えます。ふるさと村は日本酒や鮮魚、その他お土産等を買うにはおすすめのスポットですので、新潟観光で近くへ行く場合は寄ってみてはいかがでしょうか。
天領盃酒造へも行ってみたいです。ベンチャー精神あふれ、これからが期待できます。佐渡島へ旅行の際はぜひ(佐渡の酒蔵巡りとか楽しそう)。酒蔵見学は冬季以外であれば電話、ネットにて受け付けているようです。(ネットに予約フォームがある蔵って意外と少ない気がします)
参考サイト
天領盃酒造株式会社(HP)
https://niigata-furusatomura.com/?pid=93235935
以下は天領盃の他の日本酒です。今回のお酒は現地かふるさと村の限定です。
天領盃 別撰 特別本醸造720ml 天領盃酒造 | ||||
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M&A後に代表が作りたいお酒として出した「雅楽代(うたしろ)」や、アレンジして復刻した貴醸酒 「OUROBOROS (ウロボロス) 」も気になります。
雅楽代 うたしろ 日和 720ml 日本酒 天領盃酒造 新潟県 | ||||
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